マツダ株式会社（以下、マツダ）は、ITS^※を活用した安全運転支援システムの合同実証実験である「ITS-Safety 2010」（主催：ITS推進協議会）に参加し、2009年2月25日～28日に東京都臨海副都心地区で実施される公開デモンストレーションに、マツダが開発した先進の安全運転支援システムを搭載した「マツダ MPV」と「マツダ アテンザ」を提供します。

　この実験は、世界一安全な道路交通社会の構築を目指し、官民が連携して開発を進めてきたITS技術を一同に集め、一般公道に統一されたインフラを設置し、異なるメーカー間のITS車載器の互換性やシステムの効果の確認など本格的な実用化に向けたシステムの検証を行うことを目的としています。

　マツダは、2006年より、広島地域における産学官共同のITSの地域実証実験に参加しており、ITS対応型ナビゲーションシステム（車載器）の開発を担当し、これまでに約50台の車載器を産学官関係者や一般ユーザーの車両に搭載することで、河川にかかる太鼓橋での前方見通しの悪さや路面電車との道路共有による込み入った交通状況など、地域の特性を活かしたデータの収集･分析を行っています。

　マツダは、2007年3月に策定した「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」において、より環境・安全に配慮したクルマこそマツダの基本であると位置づけ、「安全技術」を大きな柱の一つとしてクルマ作りを推進しています。ITSの取り組みにおいては、ドライバーの認知支援技術を開発することで、歩行者や自転車、その他の交通機関と共存できる交通環境のサステイナブルな未来と、安全技術に裏打ちされた「乗って楽しいクルマ」の実現を目指していきます。

マツダ MPV ITS車載器 搭載車	ITS対応型ナビゲーションシステム